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法田勇虫・ソロコンサート無事終了致しました。
沢山のご来場ありがとうございました。


参加メンバー

後藤眞和(B)榎本吉高(Dr)秋谷えりこ(P.Key)本間修治(Per)

Horns Section(BREATH)
清水康弘(Trumpet)佐藤洋樹(Trumbom)宮本剣一(Sax)
今里通夫(Trumpet)
大山裕美(司会、GuestVo.)

Special Guest  宮之上貴昭(Gt)
平井宏明さんより掲示板にライブの感想を頂きました。

夢のような「A Day In The Night」

A&M・CTIサウンドが、ライブハウスで体験できるとは、夢にも思っていなかったことでした。
もちろん、ベースはロン・カーターではなくゴトーサウンドだし、
ドラムスはビリー・コブハム(だったかな、ちがうな)ではなく、榎本選手だし、
秋谷さんのキーボードだって(あのときの)ハンコックよりもジャジーでした。
さらにウェスが、多重録音でもないのに2人も登場して(あの宮乃上さん)、
なんとも豪華でうれしいCTIサウンドが再現されていました。
と、思ったのは、会場でのことで、翌日になって思い出してみると、実際のウェスCTI3部作では、
(弦はともかくとしても)管は、たしか木管(オーボエ+フルートとかリコーダーだったか)で、
金管はフレンチホルンだったことを思い出しました。
実際のレコード上の音とは、まったく異なる編成だったのですね。
(サウンド的には、ヒューバート・ローズの味付けだったのかな)。
それにもかかわらず、A&M・CTIサウンドがわたしの耳に響いたのは、
冒頭の法田さんのトーク「A&M・CTI・・・」のマジックでしょうか? 
どうも、そんなことではないようです。
それは、A&M・CTIサウンドが十分に研究された結果、
ライブハウスでそれをを再現するための方法(編成、編曲)が編み出され、
さらによりそれらしく演奏する演出(全員タキシードとか)など、
巧みに構成されていたからでしょう。これに気づいたときには、大ビックリでした。
考えてみれば、CTI(オールスターズ)のライブコンサートは
何枚かのレコードとして世に出ていますが、ジャケ写を見る限りはタキシードなんてないですし
(だいいちウェスはCTIライブが行われた時代には既に亡くなっていたはず)、
どちらかというとリアルジャスよりの作りが多かったように思います。
少なくもクリード・テーラーかドン・セベスキーが構成しつくたというライブではなかったと思います。
と、考えてくると、ますます、6月15日「A Day In The Night」
は法田さんによる、マジック「もともとないものを、それらくしく作った」であり、
「ウェスがCTI時代にライブをやったらこんなだろうな」と十分に思わせ、
わたくしは、まんまと引っかかって、喜んでいるファンであるわけです。
ぜひとも、もういちど(といわず何回でも)マジックを聞かせてほしい。
いやあ、楽しかった、楽しかった。

PS 会場で帰り際に「こんどは弦を入れて・・・」とリクエストなどしてしまいましたが、
じつは、CTIのライブでは、たぶん、弦の入ったものはありません。
ですが、贅沢を言わせていただければ、いつか、
「法田ウィズ・ストリングス」を聞きたいですねぇ。  平井宏明